貴州省(きしゅうしょう?コイチョウショウ) 中国南西部にある省。ユンコイ(雲貴)高原の東部にあり、平均標高は1000m前後。古くから「天に三日の晴なく、地に三里の平ない」といわれるのが特徴である。ミャオ(苗)、プイ(布依)など10以上の少数民族がすみ、人口の3割強を占める。キンシコウ(金糸猴)など希少動植物の宝庫として知られる。面積は17万4000km2。人口は3837万人(2002年)。省都はコイヤン(貴陽)。

 

 ■経済

 農業人口が87%を占める農業省。パーツーといわれる盆地では稲やトウモロコシ、山斜面ではかんきつ類、モモなどの果物が栽培される。動力?素材工業をはじめ、機械、化学、紡績などの工業がある。宇宙開発、電子、航空機からなる国防工業基地として知られる。日本でも有名なマオタイチュウ(茅台酒)などの酒造やタバコ製造は省内の軽工業の中核をなす。

 

 ■歴史

 戦国時代は非漢民族の夜郎(やろう)国の地だった。前110年に漢の管轄下にはいった。1662年、清王朝の成立とともに貴州省がおかれた。1982年から貴陽を最初に、22の市、県が順次対外開放された。現在50カ国以上と経済交流をおこなっている。

 

 ■観光と文化

 轟音(ごうおん)をあげる雄大な景観として知られる黄果樹瀑布(高さ68m、幅81m)は、貴陽の西150kmにある。ほかに清代初め創建の弘福寺、アンシュン(安順)の竜宮鍾乳(しょうにゅう)洞など、名勝史跡が多い。貴州大学(1902年創立)など28の高等教育機関、少数民族研究所などがある。

(資料出所:マイクロソフトエンカルタ2007)

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